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不動産用語集

飲食店の開店・開業をするときに知っておきたい、用語説明集

リース店舗

設備や機材のメンテナンスの負担が無く、新しい買い手が見つかりやすいリース店舗

リース店舗とは、リース料金を毎月支払うことで利用できる店舗のことです。
店舗の内装や造作がすでに用意されており、飲食店の営業に必要な各種設備や厨房機器なども整備されています。
造作や設備があらかじめ備わっているという点において、居抜き店舗の一つと考えられます。

リース店舗のメリット

飲食店を開業するにあたっては、実にさまざまな費用が必要となります。
物件の賃貸借契約に関する賃料や敷金・保証金・礼金などの費用。
排気・排水システムの整備費用、床や天井・壁などの造作費用、テーブルや椅子などの什器費用、そして厨房設備のための費用など、挙げればきりがありません。
その点、リース店舗を利用することで、店舗内の整備に必要な各種費用が必要なくなりますので、イニシャルコストを効果的に削減することができます。
スケルトン店舗の良さは、自分の思い通りの店舗を作り上げるところにありますが、一方ですべての設備や機材のメンテナンスや交換の費用を負担しなければなりません。
リース店舗を利用する際にはそういった費用負担はありませんし、いざ閉店することになった際にも、新しい借り手が見つかりやすいというメリットもあります。

リース契約と賃貸借契約の違い

リース店舗の特徴としては、造作や什器、各種設備の所有者がリース会社にあるということです。
店舗物件は物件のオーナである賃貸人との賃貸借契約の締結ですが、設備に関してはリース会社とのリース契約や業務委託契約となります。
設備の所有権が賃借人にありませんので、勝手に設備を交換したり売却したりすることはできなくなりますが、故障した場合にリース会社の責任において修理してもらえたり、定期的なメンテナンスを行ってもらえるというメリットがあります。
リース契約と賃貸借契約の違いとしては「契約期間の長さ」も挙げられます。
賃貸借契約は2年契約が一般的で、不動産レンタルの場合は数カ月~1年程度と短期間です。
一方、リース契約は比較的長期の契約で、対象物の耐用年数の70%以上で設定されています。
また、リース契約は途中解約が原則できません。
解約する場合、残りのリース料金や違約金を一括支払いすることになる場合もあるので、契約前にしっかり確認をしておきましょう。

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