- 業態人気度 ★★★★☆
- 物件出没度 ★★★★☆
- 家主好感度 ★★★☆☆
【居酒屋の居抜き物件の特徴】
業態の中でも店舗数の多い居酒屋業態！！
ダクト設備・厨房防水・厨房機器・テーブル・カウンターなどがある程度揃っているのが特徴で、専門的な機器が必要な業態でなければ大きな改装をせずに開業ができる可能性が高い業態といえます。開業者にとっては改装費用を抑えられる居抜き物件は人気が高くなります。
居酒屋といっても個人で運営しているような小さな店舗から大手企業が運営するような大型の店舗などさまざまです。居酒屋は数が多いため、他の店舗との差別化を図るためさまざまな看板（壁面看板・置き看板・袖看板・タペストリー）が取り付けられている場合があります。焼肉屋や寿司屋などはメインとなる料理が決まっているので、ある程度料理のイメージが湧きますが、居酒屋はいろいろなメニューがあることがウリなので、ある程度、宣伝や告知が必要になります。
【開業にあたり見極めるポイント】
- １. 内装・厨房設備をそのまま利用できるかどうか？
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そのまま使用できる設備、厨房機器が多ければ、その分費用を抑えることができます。居酒屋によっても機器もさまざまなので、どの機器がそのまま利用できるかを事前にチェックしましょう。重飲食に業態変更する際は、建物の容量が足りているか、増設できるかも注意しましょう。
- ２. 閉店の理由を検証
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居酒屋の居抜き物件をそのまま居酒屋業態で開業するのであれば、なぜ前の店が繁盛をしなかったのかを検討することです。近隣の居酒屋で流行っている店があるのであればなおさらです。メニューや料理が悪かったのか？場所が悪く目立たなかったのか？もし目立たないとすれば、今ある看板以外でも看板が設置可能なのか、事前に大家さんに確認しておくと良いでしょう。
【 居酒屋の居抜きを活用した 開業事例 】
希望譲渡価格 2,000,000 円 → 実際の購入価格 1,500,000 円
東京都 板橋区 板橋一丁目 新板橋駅 徒歩 2 分 約 15 坪 期間 1.5ヶ月
居酒屋居抜き → 居酒屋開業
カウンターがメインの居酒屋物件。近隣には住宅も多く、ファミリーの来店も可能にするため、カウンター席を壊してテーブル席メインのお店に改装。厨房設備や空調はそのまま利用できたため、内装と看板だけの低予算で開業に成功。
◆居酒屋物件をスケルトンから開業した際の想定コスト
飲食店の店舗を閉店する際に業態によっても違いがありますが通常1坪50万～100万の程度の工事費用がかかります。（厨房設備込）
居酒屋の初期費用は客単価にもよっても大きく違ってきます。
平均的な工事費用を坪 600,000 円で計算すると 上記の物件の工事費用は 9,000,000 円となります。造作を 1,500,000 円で購入して内装・看板工事に 3,000,000 円がかかったとすると 合計 4,500,000 円で新規開業できたことになります。
【まとめ】
居酒屋物件をうまく活用するには居酒屋をそのまま開業するのは一番です。その場合お店が新しくなったこと、新しいオーナーが運営をしていることを周囲のお客さんに気づいて貰わなければなりません。
新しく開業したのに誰も気づいてくれないような状況にならないためにも、袖看板・置看板などやお店の顔のファザード部分の費用はしっかりとかけた方が良いでしょう。
その他に居抜きとして使用する設備、機器のチェックは非常に重要です。特にエアコンやダクトなどの設備が不調になると営業にも支障をきたします。事前に何年ぐらい利用していて、今までの修理の有無なども把握しておくと良いでしょう。
