どういう業態での飲食店舗を行うのであれ、レジは必ず必要になります。一般的な居抜き物件でも、ほとんどの物件にレジが付いていますし、高機能機種であれば30~50万円程度の価格となります。ここでは、ぶけなびに掲載されているレジ付きの居抜き店舗物件を検討する際に役立つ情報をご紹介します。
量販タイプのレジの搭載している基本的な機能についてまとめてみましょう。主な機能としては、売り上げ金額の管理、紙媒体での取引履歴の保存、消費税の自動計算、お客様向けの金額ディスプレイ、部門別管理、つり銭計算、値引き/割り増し、売り上げ累計の保存、商品金額に個数をかけた合計金額登録、そして、小口入出金の登録、などです。一般的な売り上げ登録から部門別のまとめなどのシンプルな経理的計算については、標準的なレジで一通り行うことができます。
高級機種になりますと、モニタが大画面フルタッチスクリーンになり、操作性が高まるばかりではなく、インターネットに接続することで、より本格的な売り上げ管理を行うことができるようになります。また、磁気タイプのクレジットカードだけでなく、おサイフケータイでの会計にも対応することができます。
タッチパネルのメリットは、操作性が高まるだけではありません。メニューをカラー写真で表示したり、タッチキーも大きく表示したりすることで、より正確・効率的にレジ処理を行えます。店舗によっては、ランチとディナーのメニューを入れ替えるところがありますが、その場合でも自動で表示を切り替えてくれるので、とても便利です。濡れた手でタッチしても誤作動を起こさない、防滴仕様になっている商品もあります。
レシートの発行システムには、感熱プリンターが採用されるようになりました。これまでのレジではその都度、手でカットするものもありましたが、オートカッターを付けることで、レシートや領収書をすぐに渡すことができるようになりました。用紙もロールペーパーにすることで、交換やセッティングがワンタッチで行えるようになり、より快適なオペレーションを行うことができるようになりました。
レジへの入力項目もお客様の性別や年代、シングルかファミリーかなど、様々なパラメーターを登録することで、単なる売り上げ管理のためのツールから、購買分析から今後のキャンペーン展開などのマーケティング戦略を立てるためのデータベースとしても機能するようになります。このように、レジには今後も、機能拡張への大きな可能性が詰まっていると言えるでしょう。