お客様にゆったりと食事を楽しんでいただくためには、適切なテーブルを設置しておくことが大切です。特にテーブルは料理を置くベースともなりますので、テーブルが汚れていたり傷がついていたりすると、料理に対してのイメージも悪くなってしまいます。きちんと拭き掃除が行なわれているということはもちろんですが、きちんとメンテナンスをされているテーブルを導入することが基本です。
一般家庭であればダイニングテーブルを1台購入するだけで済みますが、飲食店舗の場合には複数台を購入することが必要です。それ相当のクオリティのテーブルを手配するとなると、購入にあたってまとまった金額を用意しなければならなくなってしまいます。開業のための資金をできるだけ小額で済ませようとなると、すでに飲食店としてのオペレーションが行なわれていた物件を居抜き状態で入手することで、テーブルを含めた什器をそのまま引き継ぐ方法です。
居抜き状態の貸店舗であれば、ダイニングスペースの印象を統一して必要な什器や壁紙が手配されていますので、それらの印象まで引き継いですぐに営業をスタートすることができるというメリットがあります。そのため、テーブルを含めて居抜き物件を探す際には、まずはどういった内装の店舗にしたいのかという自分のイメージを明確にしておくことが大切です。もちろんいろいろ物件を見ていきながら、それに合わせて自分のイメージを固めていく方法でもかまいません。
その際には、1テーブルあたりの利用人数を何名として想定するのかも決めておきましょう。一般的な人数としては4名ですが、宴会やパーティなどを開催するスペースや個室などであれば、6人〜10名程度がまとまって食事をすることのできるサイズも検討しましょう。複数の4人用テーブルを並べて利用することも想定されますが、その際はテーブルクロスを用意したりする工夫が必要です。
店舗スペースの小さい場合や、カップルの利用をメインで想定している店舗であれば、2人用のテーブルをより多く手配することになります。2人用のテーブルにも天板面積がさまざまありますので、テーブルに載せる料理の数を想定して、小さすぎたり大きすぎたりしない、適切なサイズを決めておくといいでしょう。
このように、テーブルにはいろいろなサイズや用途が用意されていますので、店舗のオペレーションを具体的にイメージしてちょうど良いサイズと種類をリストアップしておくことをおすすめします。