ロードサイドの飲食店は、居抜き店舗を見つけやすいというメリットがあります。最近では、ビルの中の店舗物件にも居抜きのものが増えていますが、それでもビルのオーナーなどに反対されて、居抜きではなくスケルトンで売りに出さなければいけないという店舗は少なくありません。しかし、ロードサイトの店舗物件の場合には、ビルのオーナーが気にする煙や壁へのダメージ、臭いなどの心配がないため、ビルの中にある店舗物件では居抜き物件をみつけにくい焼肉店のような業態でも、見つけやすいという特徴があります。ぶけなびを活用すれば、効率的に店舗物件探しができます。
ロードサイドの店舗物件には他にもメリットがあります。駅近なロケーションやオフィス街、繁華街などに出店する場合と比較して、駐車場のスペースが確保しやすいという点です。飲食店に足を運ぶ人は必ずしも徒歩でやってくるわけではありません。特にロードサイドという場所柄、マイカーでの来客が一般的です。店舗の規模によって必要となる駐車場の数は異なりますが、ラーメン店のように小規模な場合でも、最低10台分ぐらいは駐車場が確保できたほうが、スムーズな来客と安定した集客が期待できるといえます。
ロードサイドは、幹線道路や高速道路のインター付近など、多くの車が行き交うロケーションの方が人気があります。こうした絶好のロケーションでは居抜き店舗物件の人気も高く、物件が売りに出されてもあっという間に契約されてしまうこともしばしば。そのため、特定のロケーションに出店したい場合には、ロケーションを優先して設備などは開業前に改装工事を入れるなどで対応するなど、予算にも少し余裕があったほうが安心かもしれません。
ロードサイドの居抜き店舗物件は、週末に家族連れで訪れたい店舗か、忙しい人がさっと入ってさっと食べれる業態などが人気のようです。例えば、家族連れで足を運び、子供から大人まで幅広い年齢が楽しめるファミレスや回転寿司などはロードサイドの居抜き店舗物件でも多く見かけることができますし、ラーメン屋なども人気があります。こうした業態での開業を考えている人なら、ロードサイドは比較的たくさんの選択肢の中から希望や条件に近い物件を見つけやすいといえるでしょう。高級感あふれるフレンチなどの業態も、地域や場所によっては人気がありますが、富裕層が多く生活するような地域を賢く選ぶことが必要です。
繁華街やオフィス街ではなく、あえてロードサイドを選ぶことで大きなメリットがある業態もたくさんあるので、どんな業態の飲食店の経営を考えているのかによって、ロードサイドの物件を賢く選びたいものです。