外苑前駅は、東京都港区にある東京メトロ銀座線の駅のひとつです。銀座線は東京の中心部を東西に横切って走る地下鉄で、渋谷から浅草をつないでいます。
外苑前駅は青山通り（国道246号線）沿いにあり、周辺にはさまざまなブランドショップやレストランがそろっています。駅の北側エリアには広大な明治神宮外苑があり、秩父宮ラグビー場や神宮球場、旧国立競技場などのスポーツ関連施設が勢揃いしています。
ちなみにここは2020年の東京オリンピックのメイン競技場が建設されるロケーションです。
また、駅の西南エリアには表参道があり、平日や週末を問わずたくさんの若者や、外国人観光客が連日ショッピングやグルメを楽しんでいます。このように、外苑前駅の周辺にはファッションやグルメに関連した施設が林立していると言うことができるでしょう。
有名なフレンチレストランやイタリアンレストラン、中華料理店などが集まっている食のエリアでもありますので、飲食店舗をここでスタートさせたいと考えている経営者は少なくありません。しかし、都心のなかでも一等地と呼ばれる地域ですので、店舗を開業する際には、まとまった費用を用意する必要があります。
飲食店舗の開業にあたっては、どうしてもイニシャルコストが増えがちなものですが、居抜き物件を利用することで、それらの費用を効果的に削減することが可能になります。
すでに飲食店舗として利用されていた物件を、そのインフラや厨房設備、什器、カトラリーなどを引き継ぎながら買取ることになりますので、初期の投資対象アイテムを劇的に削減することが可能です。そのため、イニシャルコストをおさえて開業準備を進めることができるのです。
外苑前駅周辺のエリアにおいては、このような居抜き物件を賢く利用しての開業スタイルが一般的になっています。飲食店業界において、憧れのエリアのひとつでもありますので、物件を手に入れることができるだけでも一苦労ではありますが、やはり問題は開業した後に事業を安定して継続させていくということです。
そのためには、すでに顧客を抱えて営業している他の店舗のメニュー構成やターゲット設定、メニュー単価などのさまざまな要素について、このエリアでの傾向を適切に把握するための努力を行なうようにしましょう。
ただ自分がやりたいことを実現するだけではなく、そこにマーケット的観点からの裏付けを得るように心がけることが大切です。
