東高円寺駅は東京都杉並区にある東京メトロ丸ノ内線の駅のひとつです。丸ノ内線の始点である荻窪駅から3つ目の駅で、池袋までつながっています。途中の駅には新宿駅や東京駅など都心の代表的なスポットが含まれており、東京を代表する地下鉄の路線として知られています。
東高円寺駅は環七通りの東側にあり、近隣には小中学校や高等学校、女子美術大学短期大学部などの教育機関があり、ゆったりとした時間の流れる住宅街が広がっています。生活に必要なスーパーや商店街もきちんとそろっていますので、落ち着いた生活を行なうファミリーが数多く暮らしている街です。
このエリアで飲食店舗を経営していくにあたっては、まずなによりも地元のお客様をメインに考えなければなりません。近隣にはオフィスなどがそれほどたくさんあるエリアでもありませんので、基本的には帰宅途中のサラリーマンや学生、地元のファミリーなどが利用するシーンを想定するといいでしょう。
こういった住宅街での出店となると、繁華街におけるような莫大的な集客などを見込むことは現実的ではありません。しかしながら、いちど顧客がついてしまえば、そういった常連のお客様を中心として継続的に安定したオペレーションを行なうことにもつながりますので、息の長い商売をすることには向いているエリアと言っていいでしょう。
これから新たに飲食店舗をスタートしようとする場合には、できるだけ初期費用をおさえたいと考えるのが人情です。東高円寺駅周辺のエリアにおいては、居抜き物件を引き継いでイニシャルコストをおさえながら開店準備を行なうという方法が一般的になっています。こうすることで、わざわざ厨房設備や機器を購入するのではなく、前の店舗において使用されてきたものをそのまま継続使用することになりますので、大幅なコストダウンを期待することができます。
もちろん、居抜き物件を探すにあたっては、自分がこれから開業しようと考えている業種と同じか、あるいは使用すべき厨房設備や機器がほとんど同じ業種に絞って探すのがおすすめです。こうすることで無駄な設備や機器を引き継ぐこともありませんし、すでに前の店舗についていた顧客から新しい店舗にも来店してもらうことのできる可能性も高まります。このように、居抜き物件には物理的・経済的なメリットがあるだけでなく、集客にもつなげることのできるマーケット的なメリットもあることを知っておくといいでしょう。
