錦糸町駅は、東京都墨田区の南端部に位置する一日の平均乗降客数が30万人から31万人の中堅的なターミナル駅で、JR中央・総武線（各駅停車）、総武線快速、東京メトロ半蔵門線が乗り入れています。
各路線は数駅北上をするとターミナル駅・オフィス街・複合施設などの立ち並ぶ都心部を通ります。すべての沿線、乗換駅を頻繁に通るので利便性は良いです。
中央・総武線（各駅停車）は、錦糸町～両国間の混雑率が3年連続1位と周囲に住宅地が多いという事を間接的に物語っています。
このエリアは、都により策定された錦糸町駅・亀戸駅を中心として広がっている1つの副都心エリアに含まれています。駅の近くには複合商業施設の、テルミナ、オリナス錦糸町、アルカキット錦糸町。また、公共施設の、すみだトリフォニーホール、錦糸公園などが立地しています。
錦糸町の南口には、老舗の飲食店舗が立ち並んでいて昭和の面影を感じさせます。反対に北口には、比較的新しい店舗が多く軒を連ねています。
このエリアは、焼肉やラーメンなどの激戦区となっている一方、タイやインド、ベトナム、などの多国籍料理店、イタリアン、お洒落なカフェや喫茶店、居酒屋など、多様な業態の飲食店が点在しています。また、ファストフード店舗が駅周辺だけでも結構な数が立ち並び、しのぎを削っています。
居抜き物件を利用して出店を考えている方は、店舗探しをするときにいくつか踏まえておくと良いポイントがあります。
・居抜き物件の水回りの場所や配管
水回りや配管設備が自分の思い描いた場所から大きくずれたところに設置してあると後々の工事や整備時にコストだけでなく時間も手間もかかってきます。居抜き物件のメリットを生かすためにも、水回りや配管設備の設置場所には是非注意を払ってください。
・以前の業態
錦糸町は、飲食店の多いエリアで店舗の移り変わりもめまぐるしいエリアです。前業態とは異なる業態での出店を考えている場合でも、立地条件が良かったら残置物を気にせず場所代として造作料金を支払うことは良くあります。前業態と同じ業態の飲食店舗だと即出店が可能な場合も多いですが、退去した理由によっては同じ業態での出店は危ないです。
例えば、周囲の人の流れ、設備などが良い状態でなかったら、異業態の方が繁盛する可能性はあります。そのため、事前に綿密な調査を行い、店舗のコンセプトを明確化しておくと良いでしょう。
