目黒エリアには、有名企業の本社オフィスや外資系企業の東京オフィスなどがあるだけでなく、庭園美術館や国立科学博物館、緑溢れる公園があり、都民の憩いの場所ともなっています。広尾や白金台などにも近く、各国の大使館もこのエリアに集まっています。日本人だけでなく海外のビジネスマンも勤務している目黒エリアですので、飲食店も和食から洋食、エスニック料理など多岐にわたります。
資金や時間の限られた中で飲食店を開業するのであれば、まずは居抜き物件を検討してみましょう。ぶけなびには目黒エリアの居抜き物件が掲載されていますが、実に様々なタイプの物件があることが分かります。店舗面積が大きいものから小さいもの、これまでの業態も和食や洋食、中華料理屋やラーメンなど色々あります。
数ある居抜き物件から最もふさわしいものを選ぶためには、まず自分がどういう業態の店舗を経営したいのか、目的をはっきりさせることです。そば屋やうどん屋、ラーメン屋であれば、自動麺ゆで機があるか、シンクは水切りの良いタイプになっているか、そしてグリーストラップなどの排水システムはどのようなものが採用されているのかなど、業態を決めることで備わっていてほしい厨房設備が異なります。
もちろん、焼き場や排気ダクト、冷蔵設備など、基本的に備わっている必要のある厨房設備もありますが、業態によって扱う食材の種類や量が異なることで、冷蔵スペースが多い方がいいのか、あるいは冷凍スペースの容量がより必要になるのかなど、詳細が異なります。居抜き物件と言えどもオペレーションのしやすいものであるにこしたことはありませんので、事前に具体的なプランを立てておくようにしましょう。
また、お客様の使用されるフロアのレイアウトや動線についての確認も必要です。最近では立ち飲みバーや居酒屋、スタンディングのレストランなどが人気であるため、店舗も増加しています。立ち飲みスタイルの店舗のメリットは、着席型のものと比較して同じフロアの面積に対してより多くのお客様を集めることができる点にあります。また、麺類を提供する店舗での標準的な席数は、店舗坪数の1.5倍と言われています。業態を決めておくことで、それに適したフロア面積、動線などが自然と決まります。
このように、新規店舗の営業をより賢くスタートするためのポイントはいくつもあります。あらかじめ具体的なオペレーションプランを立てておくことで、よりお得に物件探しを進めることができるでしょう。
