御茶ノ水駅には、東京医科歯科大学や日本大学、東京歯科大学などの多くの大学のキャンパスがあり、予備校や専門学校も集まっています。
大学病院やクリニック、企業のオフィスなども多くあり、学生とビジネスマンを中心とした人の行き交う街として知られています。
御茶ノ水駅の南側には日本有数の楽器街やスポーツ店街、書店街など特色のある商店街が広がっていることも、このエリアの魅力の一つになっています。
交通アクセスについてもJR中央線や東京メトロ、都営地下鉄など多くの路線の駅があるため、ターミナル駅としても機能しています。電気街として有名な秋葉原からも徒歩圏内ですので、実に多くの人々が御茶ノ水駅を利用しています。
ランチのピーク時には多くの人が飲食店を利用することもあって、御茶ノ水駅の飲食店は定食屋やどんぶり屋、そば屋やパスタ屋など、注文してすぐに料理が出てくる業態が多く集まっています。
また、夜には学生が飲み会を行ったり、ビジネスマンが宴会を行ったりすることが多いので、チェーン店をはじめとした居酒屋やカジュアルでおしゃれなダイニングバー、ワインバーなどが賑わっています。
大規模な店舗と言うよりはコンパクトな飲食店が多く、店舗数も多いため、ぶけなびで売り出される居抜き店舗も他のエリアに比べてコンスタントに提供されています。
居抜き店舗のメリットは、什器や厨房設備、フロアの家具などが整っているため、少ない準備で営業を開始することができる点にあります。
同じ業態で営業されていた物件であれば、スムーズにオペレーションを進めることができますし、以前のお客様をそのまま取り込める可能性があるというメリットも期待できます。
一方、居抜き物件を検討する際に知っておきたいこともあります。
すでに営業をしていた店舗を引き継ぐことになりますので、排気管や配水管、ガス管などの構造的な制限を受けます。図面を見る際は、こういった後で調整することの難しい箇所がどのように配されているのかをきちんと確認しておく必要があります。
さらに、同業態での経営であれば、前の店舗に対する評判やイメージをそのまま受け継いでしまうことも考えられます。評判が良い場合はむしろメリットですが、逆の場合は新鮮なイメージ戦略など、広告面での工夫が必要になることもある点を念頭に入れておきましょう。
別の業態での新規営業であれば、かえって真新しさを打ち出すことができるとも言えますので、候補になる物件がある場合は実際に現地に足を運んで色々と確認してみるようにしましょう。
