JR京浜東北線と都電荒川線、そして東京メトロ南北線の3つの路線が乗り入れている王子駅は、東京都北区にあります。京浜東北線や南北線を利用することで、埼玉や神奈川からのアクセスにも優れており、都電荒川線は箕輪から早稲田までを結んでいます。
東京都の北部に位置する街でありながら、JRや東京メトロによって周辺エリアとの連絡もスムーズに行なえるため、王子駅の近隣には北区役所や中小企業のオフィス、そして住宅街が広がっています。
駅の西南には江戸時代から桜で有名な飛鳥山公園もあり、桜の季節には都内各地から飛鳥山公園に多くの人が集まりますが、一時的なケースですので基本的には地元に根ざした営業を行なうことをコンセプトにしておくといいでしょう。
王子駅エリアで居抜き物件を探す場合には、基本的なターゲットを周辺企業に勤務しているサラリーマンや地元に住んでいるひととして考えておくといいでしょう。
飲食店舗の業種としては、チェーンのファミリーレストランや居酒屋、定食、トンカツ、そば・うどん、焼鳥、焼き肉、中華、洋食など、和洋折衷の幅広いメニューを提供する店舗が集まっています。地元で食事を楽しむファミリーが多いというのがその理由で、平日の夜や週末などに利用するひとが多いようです。
また、平日の昼間については、近隣のオフィスで働いているサラリーマンの利用が多くなっています。このように、平日や週末によってターゲットとなる客層が異なりはするものの、まんべんなく集客を期待できる可能性のある地域であると言うことができます。
ファミリー向けの飲食店を作るにあたっては、子どもがちょっと騒いだりしてもまわりのお客様に迷惑があまりかからないように、個室タイプのレイアウトにしたり、座敷やソファを多用したレイアウトにしたりすることで、子ども連れでもリラックスして食事を楽しむことができるようになります。
メニューにおいては、お子様ランチなどの子ども向けのメニューを用意することはもちろんですが、おじいちゃんやおばあちゃんなども含めて幅広い年代のお客様に楽しんでもらえるようなバラエィに富んだものにすることで、さらに喜んでもらえるようになります。
飲食店もサービス業であることを念頭におきながら、お店を訪れる一人ひとりのお客様のことを考えながらさまざまな工夫をしてみるといいでしょう。
