末広町駅は東京都千代田区にある東京メトロ銀座線の駅のひとつです。銀座線は都内を東西につなぐ主要な地下鉄で、東の渋谷から西の浅草までを結んでいます。
上野や秋葉原などの繁華街の間にある立地で、どちらにも徒歩圏内でアクセスすることができます。上野公園やその中にある美術館や音楽ホール、アメ横の商店街、秋葉原の電気街など、さまざまな理由で多くの観光客が訪れるエリアに位置していますので、末広町駅周辺で飲食店舗を開業するのはとてもいいアイディアです。
末広町駅周辺には大型複合施設などの郊外型の物件がほとんどありませんので、基本的には複合ビルや雑居ビルのテナントを借り受ける居抜き物件の利用が一般的となります。
地価の高い地域でもありますので、1店舗あたりの面積はそれ程広いというわけではないかもしれませんが、エリアとして飲食店舗に適していますので、出店できることでのアドバンテージはかなり高いと考えていいでしょう。
末広町で居抜き物件を利用して飲食店舗を始めるにあたっては、まずはどういった業態で運営を行なうのかを決めることからスタートしましょう。
大きく分けて和食にするのか、または洋食にするのかによって、必要となる厨房設備や調理動線、カウンターをメインにした方がいいのかあるいはテーブル席がいいのか、座敷を活用すべきなのか、などのさまざまな要素が絞り込まれていきます。
業態が決まることで居抜き物件についていてほしい設備や構造、要素などが明確になりますので、物件を探すのも比較的楽になるでしょう。業態が決まったら、あわせてターゲットとする客層についても想定を進めるようにしましょう。
末広町駅周辺には中小企業のオフィスも数多くありますので、平日のサラリーマンをメインに想定し、土日を休むという方法もありますし、土日の観光客を中心にオペレーションを行なうというのでもよいでしょう。
いずれにせよ、設定したターゲットにとって魅力のあるメニュー構成を考えることが大切です。最近増えている女性同士のお客様に対しては、野菜や魚が豊富なメニューや、アルコールもカクテルメニューを増やしたり、ソフトドリンクの種類を増やすることで、女性が通いやすい店舗を作り上げていくことができるでしょう。
また、カウンターを積極的に活用して、いわゆる「おひとりさま」に対応するのも効果的です。
