有楽町駅は銀座や日比谷、八重洲などに囲まれており、巨大なオフィス街を従えた日本屈指の繁華街です。マリオンやイトシア、プランタン銀座などの映画館や商業施設から、国際的な展示場である東京国際フォーラムなど、世界中から人々の集まる、エネルギーに溢れたエリアです。
そんな有楽町駅には実に様々な飲食店が集まっています。高級店から庶民的な店舗、大規模チェーン店まで、和洋を問わず世界中の料理が集まっており、いつも多くの人が利用しています。ガード下にある昔ながらの居酒屋やビアレストラン、焼き鳥屋などの老舗の店舗も多く、平日の夜は多くのサラリーマンで賑わっています。
これだけ多くの飲食店の集まるエリアですので、その競争も激しく、店舗の入れ替わりが多いのも有楽町駅の特徴です。そのため、居抜き店舗のラインアップもめまぐるしく入れ替わり、常にチェックしておくことで掘り出し物に出会えるチャンスがあります。その分、人気の物件については応募者も多くなりますので、買い手側での競争がある事も頭に入れておきましょう。
ぶけなびに掲載されている有楽町駅の居抜き物件には、一般的な厨房設備だけでなく、特殊なものが付随しているケースが多くあります。居酒屋や定食屋を開業するのであれば特に変わった設備を揃える必要はありませんが、希少価値の高い設備が揃っている物件であれば、それを活用した新しいメニューを考えるなど、既存の業態に新たに付加価値を付け足す事ができるようにもなります。
付随している設備の内容だけではなく、立地によっても居抜き物件の価格が異なります。ターミナル駅の近くや大規模物件内の店舗などはもちろんですが、道路に面した1階店舗も2階以上の空中階に比較して高くなります。集客効果の違いによるものですが、空中階の店舗でも視認性の高い看板が用意されているなどの条件が揃えば、比較的価格が高くなる傾向があります。
こういった居抜き店舗を購入する場合は、開業したい店舗の業態を決めておく事はもちろんですが、1階店舗なのか空中階なのか、立地における平日と休日での人の動きがどうなっているか、同じ業態がどのように分布しているのか、などの様々な要素について事前にシミュレーションをしておく必要があります。
条件の揃った居抜き物件の場合は購入価格が数百万円を超える事も少なくありません。後悔しないためにも、色々な角度から出店計画を検証し、視野を広げておくことが大切です。
