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不動産用語集

飲食店の開店・開業をするときに知っておきたい、用語説明集

間口

間口とは、建物や敷地を、メインとなる方向から見た際の幅のことを言います。
飲食店の経営を行うためには、間口の広い店舗であることが有利だと言われていますが、それにはちゃんと理由があります。

飲食店の経営において、売上げに影響を与える要素の一つに視認性があります。
視認性とは、店舗の存在をより多くの潜在顧客に気づかせることのできる、物件の備えているポテンシャルのことです。
店舗の視認性が高まることで、それだけ顧客の数を増大させることのできる可能性が高まります。
高い広告費用を払ってインターネットのグルメサイトやチラシを使って宣伝活動を行っても、最終的に店舗の場所が分かってもらえなければ、飛び込み客の期待値にはどうしても限界が出てきてしまいます。

つまり、視認性が高まるということは、飛び込み客が訪問する可能性を高めることにもなるのです。
もちろん看板などのデザインも視認性を高めるのに有効ですが、基本は間口が広いこと、目に付く面積が広いことが前提となります。
路面に面した部分がガラス張りであれば、食事をしている人の様子も外から見ることができますので、それだけ顧客の期待値も上がりますし、一見客における入りやすさも格段に向上します。

限られた期間と費用のもとで飲食店の開業を行う際によく利用される居抜き店舗においても、視認性のより高い間口の広い物件が人気となっています。
間口が広いことで、路面店に比べて経営が難しいとされる高層階での開業の際にも、より多くの売上げを確保することができるようになります。

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