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不動産用語集

飲食店の開店・開業をするときに知っておきたい、用語説明集

ランニングコスト

飲食店店舗の経営を行うために毎月必要とされる経費をランニングコストと言います。
具体的には、物件の賃借料やスタッフの人件費、水道光熱費、製氷機など厨房設備などのリース料金、事務用品等の消耗品費、そして店舗の宣伝などに必要な宣伝広告費などがあります。
これは毎月必ず必要となる経費でもありますので、店舗の運営シミュレーションを行う際には、毎月の売上げ予想金額がランニングコストを上回っていることが最低条件となります。

新しく飲食業を開業しようとする際には、配管や天井がむき出しになっているスケルトン状態の物件を手に入れて内外装を自分好みに行う方法と、居抜き店舗を活用する方法とがあります。
思い描いた通りのイメージで自分だけの店舗を作り上げることができる点では、スケルトン状態に手を入れていく方法が優位ですが、経済的な側面で考えると、居抜き物件を選ぶことの大きなメリットもあります。

基本的には自分の開業する業態と同じ業態での営業の行われていた居抜き店舗を選ぶことになりますが、什器や調理器具などをそのまま引き継いで行うこと、店舗の造作・動線をそのまま活用できること、などから、前の経営者に詳細をヒアリングすることで、毎月必要になるランニングコストを的確に算出することができます。
おまけに、前の店舗についていたお客さんを引き継げる可能性もありますので、売上げのシミュレーションもある程度行うことができるメリットもあります。

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