川口駅の乗り入れ線は京浜東北線で、特急列車が停車しません。日本の人口50万人以上の市で特急が停車しないのは2014年6月現在で川口駅だけです。乗降者数は8万人と、埼玉県内のJRの駅としては大宮駅に次いで2番目に多い駅です。
数ある居抜き物件の中から川口駅で飲食店を出店しようと考えているなら、東口と西口の特徴をそれぞれ押さえておく必要があると言えます。
東口は、大小様々な商業施設や高層建築物が立地しています。東口正面に立地しているそごう川口店では、3階のメインエントランスで様々な企画を催しています。キュボ・ラは、川口市立中央図書館や川口駅前行政センター等の公共施設の他に、無印良品や文教堂書店等の民間商業施設があります。アリオ川口は大型ショッピングセンターであり、ディズニーストアやＡＢＣクッキングスタジオ・シネマコンプレックスが設置された他、飲食店を中心に関東・埼玉県初出店テナントの誘致に力を入れているそうです。周辺には5つの高校があり、放課後になると学生客が増えると予想されます。
川口駅西口は「閑静な街」であり、東口とは印象が異なり文化施設や高層住宅が多く立ち並んでいます。川口総合文化センターは、リリアの愛称で親しまれている文化施設です。川口市が主催する成人式は通常リリア行われています。飛鳥ドライビングカレッジの他、大型ショッピングセンターであるララガーデンが立地しています。ララガーデンには飲食店舗はもちろん、ファッションや雑貨・食物販やエステにネイルサロン等のサービス業も充実しています。
この様にどちらのエリアも集客力は十分に見込めます。東口は西口に比べると年齢層が若干低い傾向にあります。飲食店のほとんどの店舗がリーズナブルですが、お料理の種類が多いのも特徴です。西口は静かな街なので、東口よりは年齢層が高めの傾向にあります。ファミリー層が多いことから、当社の居抜き物件には席数が多くゆったりとくつろげるような物件をご紹介できることもあります。ですから、お客様の考えているコンセプトと合致するような物件を見付けることが肝心です。
他にも厨房設備は特に大切で、排気ダクトや冷蔵庫等の厨房設備の確認は勿論ですが、お客様の希望業種によって、例えば冷蔵庫は大きい方が良いのか、冷凍庫のスペースが必要なのか等の具体的なプランを事前に立てておくようにしましょう。
