麹町駅は東京都千代田区にある東京メトロ有楽町線の駅です。有楽町線は東京を南北につらぬく路線で、北は埼玉県の和光市、そして南は東京湾の新木場までをつないでいます。
途中に池袋や有楽町といったターミナル駅が含まれていることもあり、利用客の多い路線のひとつです。
麹町駅の東側は半蔵門から皇居へとつながり、近隣には歌舞伎や能の上演で知られる国立劇場や最高裁判所、ローマ法王庁大使館やイギリス大使館などの機関があります。
北側・南側エリアには企業のオフィスが密集し、西側エリアには上智大学や双葉高校・中学校、千代田区立番町小学校、東京中華学校などの教育機関が集まっています。
このように、麹町駅周辺にはさまざまな種類の施設や機関が広がっており、ユニークなエリアと言うことができます。
そのため、出店している飲食店舗のバラエティにも富んでおり、提供される居抜き物件にもさまざまな種類があります。このエリアで居抜き物件を手に入れて飲食店舗をスタートするにあたっては、どのようなメニューを提供するかを具体的に想定しておくといいでしょう。
駅の北側・南側エリアの飲食店においては、ビジネスマンをターゲットにして平日のランチやディナーに力を入れたオペレーションがおすすめです。
複合ビルや雑居ビルが建ち並んでいることもあり、手に入る物件もコンパクトな傾向がありますので、カウンターを中心としたレイアウトを採用することで平日のランチ時や仕事の後の食事など、単独のお客様をメインに想定したメニュー構成がおすすめです。
一方、駅の東側や西側のエリアにおいては、女性同士のお客様や学生のグループなどの利用を想定して、カジュアルでちょっとおしゃれなメニューを取り入れたり、グループで楽しむことのできるメニューを提供したりするなどの戦略が有効です。
油っこいメニューよりも野菜や魚などを積極的に取り入れたヘルシーなメニューもいいですし、飲み物についてもスパークリングワインや軽めの白ワイン、カクテルなどの種類を多くすることでより多くの女性のお客様から利用してもらうことができる可能性が高まるでしょう。
店舗の内装についても、女性や学生の集客を高めるためにはカジュアルでありながら個性的な要素を取り入れて、明るく楽しく過ごすことができるような配慮を行なうのが効果的です。メニューと内装の両面から戦略的にオペレーションを行なうことを心がけるようにするといいでしょう。
