両国駅は、東京都墨田区の南西の端の方に位置していて日本の伝統文化を色濃く伝える場所です。両国駅には、JR中央・総武線（各駅停車）が、「千葉駅」、「三鷹駅」より乗り入れています。早朝と夜間帯は中央・総武線（各駅停車）が始点・終点を伸ばして「高尾駅」まで乗り入れるようになります。また、都営地下鉄大江戸線が「光が丘駅」、「都庁前駅」から乗り入れています。一日の平均乗降客数の合計は7万人から8万人です。都心までも距離が短いため、利便性がよく、観光に訪れる人も多く見受けられます。
両国駅周辺には歴史を感じさせるような情景・建造物がたくさんあります。現在の相撲の起源となる勧進相撲が江戸後期に行われた「回向院」、隅田川の水を取り入れて眺望の変化を鑑賞して楽しんでいた大名庭園であった「旧安田庭園」、普段から大相撲の巡業で使用される「両国国技館」、東京の歴史や文化を将来まで伝える為に建てられた「江戸東京博物館」などがあります。両国エリアだと当たり前の様ですが、相撲部屋として「出羽海部屋」や「九重部屋」、「高砂部屋」などの相撲部屋も点在しています。
両国駅周辺は、道路が碁盤の様に交差している昔ながらの江戸の風情を残した道づくりです。なので、駅前周辺から1本路地に入ると飲食店舗も少なめで年季の入っている家屋が建ち並んでいる傾向があります。両国という土地柄、「和食」の飲食店舗を出店するお店が非常に多く見受けられます。中でも、相撲の街という色合いが強く出ていますので「ちゃんこ」専門の店舗がたくさん軒を並べています。また、両国は「SUMO wrestler」の街として外国人観光客に人気の観光スポットとなっています。そのため、外国からの観光客をターゲット層の一つとして含めてもよいでしょう。地元の方などが飲み会や打ち上げを行う為に、居酒屋が軒を並べているのも良く見ます。逆手をとって和食の並びの中に洋食を出すのも一つの戦略です。
居抜き物件で飲食店舗の出店をお考えの方に、いくつかご注意いただく点があります。
・前オーナーがどのような業態で出店をしていたか
・店舗の立地（大通り沿いか、角地かなど）
・厨房機器や調理器具で何を残置するのか
・周辺の人の流れや思い描いていたターゲット層との兼ね合い
居抜き物件をお探しの方や飲食店舗の出店についてお悩みやお困り事がありましたらぶけなびまでお気軽にご連絡ください。
