東大前駅は東京都文京区にある東京メトロ南北線の駅のひとつです。その名の通り東京大学本郷キャンパスの目の前に位置しており、東京大学の学生や教職員を中心に利用されています。もちろんそれだけではなく、東京大学の周辺にある出版社などの企業のサラリーマン、日本医科大学や文京学院大学などの学生、周辺の住民などさまざまな人々も利用しています。
東大前駅周辺のエリアは、都心にありながら昔の住宅街が残っていたり、東京大学の緑の豊富な広大なキャンパスが広がっていたりなど、どちらかと言うとレトロな印象の強いエリアです。そのため、飲食店舗においても最先端の新フランス料理やエッジのきいたイタリアンレストラン、ヌーベルシノワなどの新中華料理などのような、アバンギャルドなメニューを提供する飲食店舗よりは、江戸時代から続く老舗の小料理屋などのトラディショナルなメニューを高いクオリティで提供する飲食店舗の方が比較的多い地域となっています。
そのため、このエリアで飲食店舗を出店するにあたっては、こういったニーズをまずは踏まえたうえで、具体的な出店計画を進めるようにするといいでしょう。もちろん、必ずしもこのニーズに従わなければならないというわけではありませんので、自分が新しいニーズを生み出す中心となるといった意気込みを持ってのぞんでもいいでしょう。
いずれにしても、リスクを減らしながら開店の準備を進めていくためには、まずは居抜き物件を検討してみてはいかがでしょうか。居抜き物件であれば、店舗の外観や看板、壁紙などの内装、テーブルやカウンターなどの什器、食器やカトラリー、そして厨房設備や空調設備などにいたるまで、使える状態にあるものはそのまま引き継ぐことができます。そのなかで適切に取捨選択を行ない、足りないものについては新たにコストをかけて用意するなどして、無駄なく効率的に店舗設営を進めていくことができるという大きなメリットがあります。
店舗のロケーションが決まったら、メニュー構成を含めてさまざまに手を入れていきましょう。その際には、具体的にターゲットとする客層を設定することで、メニューの一つひとつがそのターゲットに適切であるかどうかを判断し、ターゲットに好まれるような店舗のデザインにするなどの調整作業を進めていきます。こうすることで、よりターゲットにアピールすることのできる飲食店舗を作り上げることができるでしょう。
