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2021/6/11

喫茶店開業とカフェ開業の違いは?開業するときのポイントを解説

新規開業・開店のノウハウ教えます。

喫茶店開業とカフェ開業の違いは?開業するときのポイントを解説

飲食業の中でも喫茶店やカフェは人気がある業態のため、開業したいと考えている人は多いのではないでしょうか。雰囲気の良いおしゃれな店舗でこだわりのコーヒーや自慢のスイーツなどを提供して、より多くのお客様に喜んでもらうというのは経営者にとっての理想といえるでしょう。しかし、喫茶店やカフェの開業にあたっては多くの開業資金が必要となります。それに加えて、開業後にスムーズな営業を続けていくことは非常に難しいという現実問題があります。このような理由から、思い付きによる喫茶店やカフェの軽はずみな開業は控えるべきといえるでしょう。喫茶店やカフェを開業したいと考えるなら、しっかりと計画を立て、注意点や開業資金を賢く節約する方法を押さえておくことが重要です。開業にまつわる知識を得ておき、実際に開業する際には役立てていきましょう。この記事では、開業する魅力やポイント、開業に必要なコストを抑える具体的な方法などを解説していきます。

喫茶店とカフェは違う!

数ある飲食店の中でも、喫茶店とカフェはしばしば混同されがちです。しかし、喫茶店とカフェには明確な違いがあります。このふたつの違いは、「営業許可の違い」です。まず、喫茶店ではお酒の提供はできません。また、アルコール以外のドリンクと、茶菓子程度の食品しか提供することができないという制限があります。具体的には、喫茶店では単純な加熱以外の調理全般ができません。そのため、コーヒーや紅茶などの飲み物は提供することができても、フードに関しては軽食や果物、菓子類程度しか提供することができないのです。これらの理由から、喫茶店を開業するときは「喫茶店営業許可」の取得でも開業は可能といえるでしょう。

一方で、カフェではお酒の提供ができ、さまざまな種類の料理の提供も許可されています。カフェを開業するのであれば、「飲食店営業許可」を取得する必要があります。カフェで提供するドリンクについて考えるとき、飲み物にアルコールが含まれれば提供できるドリンクのレパートリーも広がるでしょう。また、手の込んだフードメニューも調理可能というメリットもあります。喫茶店とカフェの開業にあたっては、営業許可の申請が全く異なることから喫茶店とカフェの違いをしっかりと把握しておくことが大切です。ただし、「喫茶店営業許可」を取得している店舗は喫茶店、また「飲食店営業許可」を取得している店舗はカフェと名乗らなければならないという決まりはありません。飲食店営業許可を取っている場合でも、「喫茶店」と名乗っても何ら問題はないのです。

カフェや喫茶店を開業するときに忘れてはいけないこと

飲食店を開業する前には、メニューや内装デザイン、店内に置くインテリアなどばかりを意識してしまいがちです。しかし、集客や安定的な経営を維持するためには欠かせないコンセプト決めをしっかりと行わなければ、スムーズな開業は難しいといえるでしょう。コンセプトには、店舗を利用してもらいたいターゲット層や価格帯、利用シーンなどを細かく設定していきます。コンセプトをより詳細で具体的に設定することで、メニューの開発や店舗の内外装デザインなどを決めることにも役立てることができるのです。コンセプトが明確に打ち出された店舗というのは、顧客も利用しやすいというメリットがあるため、結果的に集客アップ・売上アップにつながるといえるでしょう。新規顧客を獲得して順調な集客が実現できれば、リピーターの獲得もでき、店舗を安定して経営することができるようになります。

また、コンセプトを反映した「店舗のウリ」について考えておくことも重要です。カフェや喫茶店がすでに密集しているエリアに新たに店舗を開業するのであれば、特に「自店のウリ」を明確にしておくことが求められます。さらに、「大型チェーン店に負けないようなウリがあるのか」という点についても考えておきましょう。大型チェーン店のカフェや喫茶店には、何といっても圧倒的な知名度があります。そして、知名度に加えて信用やブランド力もあります。そのため、大型チェーン店が集客力にも優れているという点は否めません。個人経営の新しいカフェや喫茶店が大型チェーン店に勝つためには、「自店の個性」を前面に打ち出していかなければならないのです。他店に負けないようなウリとなる要素には、非常に多くの事柄があります。具体的には、「珍しいコーヒーや紅茶が味わえる」「店舗のデザインが個性的」「専門店に負けないくらいの本格的な味のランチが楽しめる」など、さまざまな特徴が挙げられるでしょう。自店のウリとなる要素は、コンセプトの設定にも通ずるところがあるため、できるだけ曖昧にしておかないことがポイントです。

次に、開業しようとしているカフェや喫茶店が、流行に流されていない店かどうかを考える必要があります。カフェや喫茶店には必ずブームがあるものです。流行に流されてオープンしてしまうと、オープン当初は店舗も流行っても、顧客が飽きてしまって経営が長続きしなくなるおそれがあるでしょう。カフェや喫茶店を開業する前には、メディアや専門誌などでチェックしておきましょう。提供する商品だけではなく、店舗のデザインの流行も確認しておくことがポイントです。加えて、店舗物件の周辺エリアの情報なども把握しておくことも大切です。実際に店舗をオープンしてから、「近隣に類似したお店があった」「内装デザインがそっくりな店舗がある」などということのないように気をつけましょう。

開業資金はいくら必要?コストを抑える方法も

気軽にはじめることができそうなイメージが持たれがちな喫茶店やカフェの開業にも、実は多くの開業資金がかかります。喫茶店・カフェの一般的な開業資金の目安は、500万~600万円といわれています。これを全て自己資金で賄うのは至難の業と考える経営者もいるでしょう。この開業資金の内訳については、店舗の賃貸費用・内外装の工事費・設備費・運転資金の4つが主です。

この中でも、物件を取得するための費用が開業資金のほとんどを占めます。飲食店の開業にあたっては、知識を持って賢くコストを抑えていくと全体的なコスト減にもつながるといえるでしょう。まず、初期コストを抑えるためには、居抜き物件を使うという方法が挙げられます。業種が同じ居抜き物件を取得した場合には、大きな手を加えることなくオープンが可能な場合もあるでしょう。加えて、居抜き物件にはテーブルや椅子などの家具、厨房機器などが残っていることもあるので、再利用できるものについては新店舗でも利用するとコストの削減につながります。

また、居抜き物件では大がかりな内装工事が必要ない場合も多いため、「オープンまで時間がない」「工事期間をできるだけ短縮したい」などと考えている経営者には、特に適しているといえるでしょう。次に、店舗の家具や内装をDIYすることでも内装工事費を抑えることは可能です。例えば、店舗の壁を漆喰やペンキなどを用いて自分で塗装してみたり、看板を手作りしてみたりするだけでも効果があります。また、自分の店舗をDIYするとコストを抑えられるだけでなく、店舗に愛着が湧くというメリットもあります。ただし、店舗の工事を全て自分で行うことは非常に困難です。水回りなど自分で行うことができない部分に関しては、専門の業者に依頼するようにしましょう。

カフェや喫茶店を開業する魅力とは

カフェや喫茶店を開業することのメリットや魅力には、次の3つの事柄が挙げられます。まず、カフェや喫茶店の経営は、飲食店の中でも回転率が高い点がメリットといえるでしょう。回転率とは、客席に対してどのくらいの人数が利用したかを表す指標のことです。例えば、オフィス街や繁華街などで営業しているカフェや喫茶店は、仕事の空き時間などの短時間で利用をする顧客が多いという特徴があるでしょう。

このような立地に店舗がある場合には、単価が安くて質が良い商品を迅速に提供していくことで回転率を上げることができます。回転率が上がると売上も次第にアップしていきます。次に、人脈を広げやすいことも、カフェや喫茶店を経営する上での忘れてはならない魅力です。経営を続けていくと、年齢や性別、職業、育った環境などが違うあらゆる人と出会えるチャンスがあります。この点は、長い人生にとっても有益で価値のあることといえるでしょう。さらに、自分がオープンしたカフェや喫茶店が地域にとって欠かせない存在になる可能性も十分にあります。地域住民が積極的に利用してくれているのであれば、それだけ店舗として愛されているということです。オープンしたカフェや喫茶店が地域になくてはならない憩いの場として愛され続けることは、経営者としてはこの上ない喜びでしょう。

カフェや喫茶店を開業したい!ポイントはある?

カフェや喫茶店を開業するときには、Wi-Fiを設置することも検討してみましょう。店舗にWi-Fiを設置することで、ノマドワーカーの利用を促進する効果が生まれます。ノマドワーカーとは、ノートパソコンやタブレットを使って仕事をする人のことです。カフェや喫茶店にWi-Fiが設置されていると、ノマドワーカーは店舗でドリンクやフードなどを楽しみながら仕事をすることができて利用しやすいことから、Wi-Fiが設置された店舗ではある程度の集客アップが見込めるでしょう。また、仕事目的以外でも、カフェや喫茶店ではスマートフォンやタブレットを操作している人が増えています。スマートフォンやタブレットを利用する人の中には、店舗で充電ができれば便利だと感じる人も少なくありません。

そのため、カフェや喫茶店に電源環境があれば、それを魅力的なサービスと感じて、店舗のリピーターになるという可能性も十分にあるのです。特に、ノマドワーカーは仕事での店舗利用がメインになるため、電源やWi-Fiが設置されている店舗のリピーターになりやすいという特徴もあります。経営者の中には「提供するメニューや店舗の雰囲気を存分に味わってもらいたい」などの理由から、電源やWi-Fiの設置には前向きになれないという人もいるかもしれません。しかし、電源やWi-Fiの設置もお客様をおもてなしするための手段のひとつと前向きに考えてみると良いでしょう。

カフェや喫茶店を開業する!従業員の人数を決めよう

カフェや喫茶店を開業するにあたっては、従業員を雇わなければならない場合もあるでしょう。従業員を雇うと当然人件費も必要となってくるため、求人を出す前にしっかりと採用の計画を立てておくことがポイントです。従業員の人数を決める際には、店舗の席数を目安にすると良いでしょう。例えば、席数が10席程度の店舗であれば、一般的には従業員は1人であっても営業可能といわれています。しかし、店舗の席数が20席程度となると、従業員を増やさなければ営業は難しくなってくるでしょう。具体的には、席数が20席程度あるのであれば、従業員は2~3人が目安といわれています。

ただし、店舗の規模や席数のみで従業員の人数を決めた場合、営業が難しくなる可能性もないとはいえません。例えば、提供するメニューが手の込んだものである場合は、従業員が調理にひたすら従事しなければならない可能性があるでしょう。すると、必然的に従業員の人数が1人では、営業が難しくなります。従業員の人数を決めるときには、席数だけでなく、メニューのバリエーションなども考慮しながら決定しましょう。

コーヒーの香りに包まれて!憧れのカフェを開業する

喫茶店やカフェは、計画性を持って開業しなければ莫大な開業資金がかかってしまう可能性があります。また、オープン当初は個人経営の店舗は知名度も低いため、オープンした店舗を繁盛店へと成長させて経営を続けていくというのは非常に難しいことでもあるのです。憧れの店舗を開業するのであれば、自分が理想としている事柄にはとことんこだわり、店舗の個性を打ち出していくことが重要です。そして、そのこだわりが店舗の商品やサービス、内外装デザインなどにも反映されているのがベストな状態といえるでしょう。

しかし、開業資金には限りがありますから、コストを抑えることができる部分については賢く節約をして、事業計画に沿った開業をすることがポイントです。喫茶店やカフェを開業するときには、資金計画や店舗物件を探すなど、経営者として準備をしなければならないことがたくさんあります。店舗を開業するときには、喫茶店やカフェへの憧れも大切にしながら計画をしっかりと立てて、スムーズな開業を目指しましょう。

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