申込多数の物件を勝ち取った3つの戦略!!〜駒沢公園目の前のドッグカフェ可能な希少物件!!〜 | 居抜き開業事例集 | 居抜き物件の開業・飲食業の店舗探しは【ぶけなび】

出店者さまのご要望

本業とは別でドックカフェを開業したい。すでに人員は揃えており物件が決まらないと人件費だけがかかってしまうので、どんな方法でも良いので物件を早急に見つけたい！！いろいろな居抜き会社に相談するも、なかなか物件情報が入らない日々。

半年を経過した所で、一番出店をしたいエリアでの物件情報を貰いました。

出店者さまのご希望物件条件は、ドックカフェなので、とにかく犬を散歩する人が多いエリアかつ、大きな公園の近く限定。専用階段があれば2階でも可能で、カフェの内装が付いていれば尚良しとのことでした。

物件選定の理由と、担当から見た印象と特徴

出店者さまが物件を選定した一番の理由は、ずっと探していたエリアだったことでした。1階の方が良かったものの、その分家賃も高くなることを考慮すれば、最高のロケーションでした。

さらに居抜きの元店舗はカフェがメインではあるものの、ペットを連れた常連さんも多く7年以上続いてる地域密着店。
内装は古くかなり改装が必要ではあったものの、今まで内見した中で1番良い印象でした。

駅からは徒歩7分と離れてはいるものの大きな通りに面しており、駒沢公園まで徒歩30秒。公園ではさまざまなスポーツやイベントが行われており、週末は人が多く集まるので地元の方以外にも集客の見込める立地です。

逆に注意点として、イベントが無い平日や天候の悪い日は、地元の方の支持が必ず必要となる立地です。

内見・申し込み状況と成約に至った経緯

紹介した当日に内見し、その日に申し込みを入れました。 内装に関してはそのまま利用できる機器が少なかったものの、満額申し込みをしました。

しかし競合は全部で3社。
一般的には申し込みの順番が重視される案件が多いのですが、この物件は現在のオーナーが気に入った方から家主に紹介するという特殊なルールでした 何としても取得したいと言う出店者さまのご要望の中で、担当は出店者さまと時間をかけて綿密な戦略を練りました。

そして以下の3点の戦略で物件を勝ち取りました！

1. 他の申し込み企業が厨房機器の撤去や引渡し時期の交渉をしている中で、退店オーナーのご希望の引き渡し時期で、さらに必要な物だけ好きに持って帰って貰い、不要な物は全てそのまま残置してくれれば構わないという状況を提示。故障している物もそのままでOKとしました。
2. 申し込みから1週間の間に2回、営業中の夜に店舗に訪れて食事を行いました。なにかの交渉をする訳でなく、ただただ誠意を見せました。
3. 店舗が見つかるまで従業員の給料を払う必要がある状況を考慮して、造作代金をさらに20万円プラスして提示しました。 造作金額の上乗せについては、結局ほかの2社からも同様の金額を提示されました。 条件では3社同じでしたが、出店者さまの誠意と熱意が伝わり、1番手で家主さまへご紹介いただけることとなりました。

結果、家主さまとも仲の良かった退店オーナーの口添えもあり、家主さまからも快く承諾を貰えました！！

さらに店舗が閉店するまでの間も、退店オーナーから常連さんに、新しいお店の宣伝をして貰えたことで、OPEN後にはたくさんの地元の方に来店してもらえました。

今回物件を取得できた大きな要因としては、交渉したい気持ちをグッと抑えて退店オーナーの気持ちになって要望に応え、誠意を尽くしたことです。

物件取得を優先するか、交渉をして少しでも好条件で借りるのを優先するかは物件の状況やタイミングでも変わってきます。
状況を理解している物件担当と出店者さまとの綿密なコミュニケーションが物件取得の近道になりました。